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CB750 K0 車検と整備



車検と整備の依頼です。
車両の状態を点検しましたが、調子の良いバイクとはとても言えません。このK0のオーナーさんは、本来のCB750 FOUR をまだご存知ではないようです。そして、旧車なのでオイル漏れは当たり前だと思っていたようですが、戦前のバイクじゃないんだからそんなことはありません!劣化した消耗部品を交換し、しっかりとオーバーホールすれば甦ります。ただし、エンジンのオーバーホールとなると、順番待ちになるので、ご理解ください。今回は、エンジン以外の整備を行い車検をとって乗れるようにします。

以下、ユーモアのあるオーナーさんからのメールを頂きました。



枝根師匠

お世話になります
先ほどはお邪魔 長居し失礼しました!

>私のCBからオイルが〜

ショック!おお・・・じ、重症ですか?  それはそれは(遠い目・・・)

もともと漏れていたのと、普通にかかり走っていたのでこう思っていました
「旧車なので)こんなものなのかなあ」 
 ← はい!私の認識は、The大間違いであること しかとお教えいただきました(とほほ)
   齢50 下が緩くなるのは バイクも人間も同じなのかもしれません 例えば私ときたら・・・

話を戻してと

そのオーバーホール費用の予算感は理 解了解しつつ
取り急ぎ 車検整備(タイヤ Fサス ブレーキ キャブ その他・・・お任せします)のご配慮を
お願いいたします

法定費用も発生と思われますので
本日 10とりあえず納めましたが・・・TOTAL費用が出ましたらお教えください

。。。。。。。。

本当は同時にエンジンOHもぜひ・・・と思わなくもありませんが(苦笑)
それは車検後 だましだまし走らせ(失礼な物言いっすが)ながら そして師匠のご都合を伺いつつ と思っております

ぜひよろしくお願いいたします 
わがCB750K マイスター枝根氏の加護により 真の姿、そして性能に生まれ替わるがよい(心臓疾患は後日な まって ろYO)!

では!今後ともご指導の程よろしくお願いいたします
本物のCB750の世界観とは・・・枝根師匠にぜひお教えいただきたいと思っております!
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CB1100Fの車検と整備 ⑤

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車検と修理が完了したCB1100Fが正常に機能し、安全に走行できるか走行確認テストです。


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セルで一発始動。「ヒュンヒュン、ヒュルヒュル、ヒュンヒュン、ヒュルヒュル」 っといったリズムで鼓動を打つエンジンを十分に暖気します。まるで戦闘機のコクピットのようなメーターパネルですね!

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ギヤをローに入れ、ゆっくりスタート。


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キャブは、スロットル開度に応じてスムーズに反応します。


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クラッチやブレーキも正常です。


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ただ、6個のクラッチスプリングを伸縮させるクラッチレバーは重く感じます。


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長い間動かしていなかったので、エンジンの回転は5000rpm以下に抑えていますが、いい加速しますね!


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このバイクは製造から35年経っていますが、現行車と変わらない良い状態に戻りました。約20年もの間、大切に保管されていましたが、乗らなければ、いろいろな所が劣化してしまいます。これは、人間も同じです。1年経つのが早いでしょ!「自分はあと何年バイクに乗れるのか・・・」っと考えたら、乗れるときに乗らなきゃ損ですね。













CB1100Fの車検と整備 ④



スイングアームをオーバーホールし、リアショックも交換


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マフラーは、当時からオーナーさんが予備で持っていた新品です。


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電気系の点検が終わり、エンジンを始動。


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しかし、この型式のエンジン特有のコトコト音が気になります・・・


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走行距離は、1万キロ余りで機械的な消耗は少ないはずです。


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キャブを同調させ、エンジンとキャブのバランスを整えると、メカノイズが消え、静かになりました。


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低い回転域でも安定したアイドリング ・・・いいですね~


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通りがかりの犬もビックリ!


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今まで大切に保管されてたこのバイクですが、復活の日を待っていたかのように喜んでいます。


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バイクは危険だからと、母親の強い反対で乗れなくなっていたオーナーさん。
これからは、成長した息子さんと一緒に失われた青春時代を取り戻してください。









CB1100Fの車検と整備 ③

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長い間、動かしていなかった前後のブレーキは、固着していました。マスターシリンダーからフルードが漏れ出ているので、中身は交換です。

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純正リペアキットでオーバーホールし、半艶塗装で仕上げます。


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リアのマスターシリンダーは、酷い状態でした。それなのにリペアキットが販売終了⁉


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マスタシリンダー本体は、洗浄しシリンダー内をホーニング


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こちらも化粧直し


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運よく探し当てたリペアキットでオーバーホールができました。

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塗料が余ったので、カバーも塗っちゃいます。


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キャリパーピストンやスライドピンがスムーズに動くよう消耗品を交換


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前後ブレーキのオーバーホールが終了です。









CB1100Fの車検と整備 ②

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堅く締めつけられたステムナットを外すとベアリングにダメージがありました。


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ここがスムーズに動くか動かないかで操作性に大きく影響します。


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これからは、ステムの動きが軽くなりますよ。


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フロントフォークからオイル漏れがありました。点検してみると、過去に分解した形跡があり、インナーチューブには、その時つけたような傷を発見。摺動部にかかるところなので、またすぐに漏れ始めたのでしょう。修正が必要です。


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ボトムケースの底に溜まったヘドロを除去して、適正な粘度のオイルを入れます。


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あとは完成後の走行テストで最終調整


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錆で張り付いていたクラッチ板を交換します。


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新品のクラッチセット


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スターターが空回りしてエンジンが始動できない状態なので、スターターギアを交換。


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スタータークラッチも新品に交換したので、今までのイライラは解消です。